通勤時、乗り換えで利用している改札付近では、
人の太い列から抜け、各々行き先方向に細かく
枝分かれするポイントがあります。
一方通行ではなく、向こうからも人が押し寄せるので、
タイミングをはかりながら右折します。
昨日はいつもの右折前に、
向かいからやってきた女性と鉢合わせしました。
「すみません」といって左右に散らばれば問題なし。
ですがたまに左右左右と相手と同じ動きになってしまい、
前へ進めなくなってしまうことがありますよね。
まさにその状態でした。
右 、 左 、 右
相手も全く同じ方向へ動き前進できません。
次の手は「動かない」という戦法をとりましたが、
なんと相手も動かずお互いにらみ合いに。
(にらんではいませんがね)
軽くあせって正統に左に一歩ずれると相手も同様に。
左右順番のステップじゃダメじゃん!
と、意表をついたつもりで右 右 右 と同じ方向へ
ずれると、なんと相手も同じ方向に3ステップ移動。
朝の忙しいときに脅威の同化現象です。
周囲はスマートに流れています。
わたしはすっかり可笑しくなってしまい、
「すみません」と小さくいったのですが、
なんと相手は怒り心頭だったようで、
『ちっ、なんなんだよっっ!!!』と
悪態をつかれてしまいました。
あんなに大きな舌打ち、
やろうと思ってもできませんよ。
朝から気分わるーな出来事でしたが、
同じ方向にステップをふんでしまったその人も
同罪でしょ?と電車に揺られながら思いました。
ちょっとググッてみますと、
正面からやってくる人を避けようとして、
同じ方向へ動いてしまうことを
「連続回避本能」というらしいですね。
人間は生まれながら直前と同じ行動を回避する性質を持ち、
1つの方向に避けようとすると、次は逆に避けようとする。
その本能がぶつかり、
何度もお見合いしてしまうそうです。
考える時間が短いほど、
その現象が引き起こされるとか。
次に同じ状況に遭遇したら、
一歩も動かない作戦をとってみます(笑
応援していただけたらうれしいです。